自動二輪車駐車システム
新駐車場法の改正に伴う環境の変化

2006年6月の道路交通法が改正されてから、二輪の違法駐車取締りが強化されました。
もちろん、車道、歩道に無造作に放置された二輪車は、時として、自転車や自動車、あるいは歩行者にまで迷惑、いや、むしろ危険な時もあります。これらは当然罰せられるべき行為であり、納得も出来ます。

しかし、根本的に二輪駐車場が無いのです。止めようにも止めれる場所がありません。原付バイクは辛うじて自転車置き場に止めれそうですが、これも自転車ですら、溢れている現状です。

機動力に溢れた二輪車ですが、ここにきて大変な問題となっています。結局、こういう状況が災いして好きなバイクやスクーターを手放すケースも出てきています。

取締り件数の増加(警察庁調べ)

平成12年 2.9万件が、平成19年 52万件になり、18倍の検挙率です。これは、駐車違反の民間取締りが始まった平成18年6月以降に急激に増えています。

(平成18年からの1年間で41.3万件)

立体駐車場は四輪だけのもの?

圧倒的に自動二輪車用駐車場が足りません!

自動車44.6台
自転車46.6台
原付39.4台
自動二輪車2.9台(保有台数470万台)

各種の1000台あたりの駐車場整備台数 (国交省調べ)

立体駐車場は四輪だけのもの?

さらに現在の法律では、立体駐車場に二輪を止めることは出来ません。また、止めようにもそういう二輪固定装置が無いのです。
そんな折、国土交通省地域整備局街路課から立体駐車場に自動二輪車が駐車可能かどうかの調査委託を受けた、社団法人立体駐車場工業会との共同技術開発により、震度5程度の揺れでも固定されたオートバイが倒れない固定装置が開発されました。四輪と違い、不安定この上無い二輪、しかも重量もかなりあります。

また、想像以上に 立体駐車場のパレットは揺れ、開発する者を苦しめましたが、二輪の特性を熟知した 弊社にとっては、ラッキーでした。ただ、そうは言っても、まだ認可されるまでには もう少し時間が掛かりそうです。

但し、月極駐車場に関してはこの限りではありません。少数ではありますが、一部の月極立体駐車場では、バイク固定装置を設定しての運営も始まっています。

立体駐車場のパレットに固定されたオートバイの安全性について訴える!

国土交通省地域整備局街路課の調査委託を受けた、※ 社団法人 立体駐車場工業会との 共同技術開発で震度5程度の地震にも耐ええる二輪固定装置を開発しました。 公的機関での耐震実験を経て世に送り出される高性能バイク固定装置です。
単に固定するだけなら、もっと強固に出来るでしょうが、あくまでも、立体駐車場のパレット上。簡単な操作で素早く二輪車を固定しなくてはなりません。

ライダーがオートバイやスクーターを転がして、パレットに載り、そのまま、前輪をホルダーに 載せてロックハンドルを操作するだけの簡単操作を実現しています。メインスタンドや後輪の 固定等は必要ありません。

耐震テストの様子を見ていただけるとお分かりになると 思いますが、大概の強震にも耐えうる固定方式を開発しています。

耐震実験の様子

共に 株式会社 IHI 横浜事業所 耐震実験場でのテスト模様です。

地震波データ
  • 1968年十勝沖地震
  • 震度5
  • 地震の規模を示すマグニチュードは
    M7.9
  • 使用スタンド:N-001
地震波データ
  • 1995年兵庫県南部地震(阪神大震災)
  • 震度7(激震・最大震度)
  • 地震の規模を示すマグニチュードは
    M7.3を記録
  • 使用スタンド:T-006

※社団法人 立体駐車場工業会「自動二輪車駐車システム共同技術開発」の耐震実験における地震波データを引用

耐震実験の様子
東京 八重洲出版社様
・エイトビルを紹介
立体駐車場のパレットに固定されたオートバイの安全性について訴える!担当:キタコ・特販部 山崎 圭三

立体駐車場と聞くと、普通は乗用車専用で、タワー式又はオープン型のいわゆるパズル式の駐車場を思い浮かべると思いますが、なぜオートバイを入れてはいけないのか疑問に思っておりましたが、調べてみると、立体駐車場の機械は「特殊の装置」と言うことでオートバイは入れてはいけない法律がありました。

弊社では、平成19年の「自動二輪車駐車場システム共同開発」に参画することで、この法律の部分及び機械式駐車場に二輪車を駐車するに当たり、二輪車の不安定な部分すなわち転倒するという部分において、固定装置を開発しパレットと呼ばれる車を駐車する駐車マスに二輪車を複数台駐車できるような装置を開発するに至りました。「自動二輪車駐車場システム共同開発」に参画し、自動二輪車駐車装置の開発に邁進してまいりましたが、このたび市販を前提とした1号機が完成し、実際のタワー式立体駐車場に実験的では御座いますが運用できるまでに開発が進んでおります。

しかしながら、実際に取り付け工事を行うに際しても立駐機の揺れは相当なものがあり、試行錯誤の連続で御座いました。それでもあくなきチャレンジを繰り返して設置できたときの喜びはひとしおです。弊社では「阪神大震災」の地震波実験でも転倒しない固定装置をめざし日夜努力を重ねた結果、耐震実験でも優秀な成果を残せるほどの固定装置が開発できたと自負しております。

キタコは、盗難防止に力を入れている事も皆さん周知のところだと思いますが、その発想はどちらも一緒です、バイクが好きだから、世の中からバイクが消えるのが哀しいから。バイクを盗られないように隠せれば盗難にも効果的だということは今までのリサーチで確証を得ています。

これからも、この駐車場問題では苦難が待ち構えているかも知れません。やっとスタート地点に立てただけですが、キタコはやります、バイク乗りの夢と希望を形に変えて。